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参照設定を追加せずDAOを利用する

Dim db As Object
Dim rst As Object

Set db = DBEngine.Workspaces(0).Databases(0)

MsgBox db.Name

Set rst = db.OpenRecordset("テーブルまたはクエリ名")

Do Until rst.EOF
    Debug.Print rst("フィールド名")
    DoEvents
    rst.MoveNext
Loop

rst.Close: Set rst = Nothing
db.Close: Set db = Nothing

OpenRecordsetメソッドにdbOpenDynasetなどの引数を指定したい場合
定数が使用できないので、下記を参考に数値を入力してください。

dbOpenTable 1
dbOpenDynamic 2
dbOpenDynaset 3
dbOpenSnapshot 4

SQL Serverへ接続する場合について(※2016.06.14追記)

SQL ServerのID列を持つテーブルを開くときは、dbSeeChanges(512)オプションを使用するようエラーが発生します。
その場合は以下のように開きます。

Set rst = db.OpenRecordset("テーブルまたはクエリ名", 2, 512)

CurrentDbの推奨(※2020.10.28追記)

Access2000以降ではデータベースをする際、上記のコードにある「DBEngine.Workspaces(0).Databases(0)」よりも「CurrentDb」の使用が推奨されているようです。

Set db = CurrentDb

また、別のデータベースを参照する必要があるときは以下のようにしてください。

Set db = DBEngine.Workspaces(0).OpenDatabase("Another.mdb")

参考URL:CurrentDb メソッド (Access) | Microsoft Docs

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ファイルのバージョン情報を取得

FileSystemObjectを使用する場合、例のようにCreateObjectを利用するか
[ツール]-[参照設定]で[Microsoft Scripting Runtime]の参照追加が必要。

Function get_file_version(ByVal strFilePath As String) As String

    Dim cFSO      As Object
    Dim stVersion As String

    'FileSystemObjectのインスタンスを生成
    Set cFSO = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

    'ファイルのバージョンを取得する
    stVersion = cFSO.GetFileVersion(strFilePath)

    'オブジェクト破棄
    Set cFSO = Nothing

    get_file_version = stVersion

End Function
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ACCESS クエリ内での改行入力

Visual Basicでは改行を表現する際、vbCrLfと表記しますが、
更新クエリ等で改行を含んだ処理をしたいときは利用できません。

その場合、以下のように改行を表現します。

Chr(13) & Chr(10)

Chr(10) = LF(ラインフィード)
Chr(13) = CR(キャリッジリターン)

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リスト選択のプルダウン

[ファイル]-[入力規則]を開く
設定タブで入力値の種類を「リスト」にする
「元の値」入力欄にカンマ区切りでリスト選択したい値を入力しOK

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マウスポインター形状の変更

ACCESS VBAにてマウスポインターの形状を変更するには

通常の砂時計などは、用意されたプロパティ・メソッドで変更可能

例)

DoCmd.Hourglass True    '砂時計ポインターにする
Screen.MousePointer = 9 '左右の矢印にする
Screen.MousePointerに設定できるその他の値
既定値 0
矢印 1
I字型 3
上下の矢印 7
左右の矢印 9
砂時計 11

上記以外の形状に変更したい場合

Win32 APIを使用

General部分にAPI関数を定義(モジュールに書く場合はPublicを使用)

Private Declare Function LoadCursor Lib "user32" Alias "LoadCursorA" _
  (ByVal hInstance As Long, ByVal lpCursorName As Long) As Long
Private Declare Function SetCursor Lib "user32" _
  (ByVal hCursor As Long) As Long

ハンドカーソルの定数を定義

Private Const IDC_HAND = 32649& 'ハンドカーソル

マウスカーソルの戻り値(形状)格納用

Private mCursor As Long

フォーム起動時に、ハンドカーソルを取得

Private Sub Form_Load(Cancel As Integer)
  'マウスポインターを手の形にするためのマウスカーソルを取得
  mCursor = LoadCursor(0&, IDC_HAND)
End Sub

マウスオーバー時、マウスポインターをハンドカーソルにしたいコントロールの「マウスボタン移動時」イベントに以下の処理を記述

Private Sub Label_MouseMove(Button As Integer, Shift As Integer, X As Single, Y As Single)
  'ラベル上でマウスを手の形にする
  Call SetCursor(mCursor)
End Sub
LoadCursorの第2引数の値
APIでの値(定数) VBAでの値 マウスカーソルの形
IDC_APPSTARTING 32650& 小さい砂時計付の矢印カーソル
IDC_ARROW 32512& 標準の矢印カーソル
IDC_CROSS 32515& 十字カーソル
IDC_HAND 32649& ハンドカーソル
IDC_HELP 32651& 疑問符付の矢印カーソル
IDC_IBEAM 32513& I(縦線)カーソル
IDC_NO 32648& 禁止カーソル
IDC_SIZEALL 32646& 4方向の矢印カーソル
IDC_SIZENESW 32643& 右斜め上の両方向き矢印カーソル
IDC_SIZENS 32645& 上下の両方向き矢印カーソル
IDC_SIZENWSE 32642& 右斜め下の両方向き矢印カーソル
IDC_SIZEWE 32644& 左右の両方向きカーソル
IDC_UPARROW 32516& 上向きの垂直矢印カーソル
IDC_WAIT 32514& 砂時計カーソル
Win32 APIの定数はVBAではそのまま使用できないので、定数として宣言して使用します。
例)
Public Const IDC_APPSTARTING = 32650&
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