カテゴリー
SugiBlog Webエンジニアのためのお役立ちTips

MySQLの日付関数 22選

MySQLで使用できる日付の加算や減算等の関数をご紹介します。

現在の日付を返す CURDATE()

現在の日付を返します。
CURRENT_DATE(), CURRENT_DATEはCURDATE()のシノニムです。

mysql> SELECT CURDATE();
        -> '2008-06-13'
mysql> SELECT CURDATE() + 0;
        -> 20080613

日付部分を抽出する DATE()

書式:DATE(expr)
日付exprの日付部分を抽出します。

mysql> SELECT DATE('2003-12-31 01:02:03');
        -> '2003-12-31'

日付の加算 DATE_ADD()

書式:DATE_ADD(date, INTERVAL expr unit)
日付値に時間値 (間隔) を加算します。
ADDDATE()DATE_ADD()のシノニムです。

unit…YEAR,MONTH,DAY等

mysql> SELECT DATE_ADD('2008-01-02', INTERVAL 31 DAY);
        -> '2008-02-02'
mysql> SELECT ADDDATE('2008-01-02', INTERVAL 31 DAY);
        -> '2008-02-02'

日付を指定された書式に設定 DATE_FORMAT()

書式:DATE_FORMAT(date, format)
日付を指定された書式に設定します。

mysql> SELECT DATE_FORMAT('2009-10-04 22:23:00', '%W %M %Y');
        -> 'Sunday October 2009'
mysql> SELECT DATE_FORMAT('2007-10-04 22:23:00', '%H:%i:%s');
        -> '22:23:00'
mysql> SELECT DATE_FORMAT('1900-10-04 22:23:00', '%D %y %a %d %m %b %j');
        -> '4th 00 Thu 04 10 Oct 277'
mysql> SELECT DATE_FORMAT('1997-10-04 22:23:00', '%H %k %I %r %T %S %w');
        -> '22 22 10 10:23:00 PM 22:23:00 00 6'
mysql> SELECT DATE_FORMAT('1999-01-01', '%X %V');
        -> '1998 52'
mysql> SELECT DATE_FORMAT('2006-06-00', '%d');
        -> '00'

日付の減算 DATE_SUB()

書式:DATE_SUB(date, INTERVAL expr unit)
日付から時間値 (間隔) を引きます。
SUBDATE()DATE_SUB()のシノニムです。

mysql> SELECT DATE_SUB('2005-01-01 00:00:00', INTERVAL '1 1:1:1' DAY_SECOND);
        -> '2004-12-30 22:58:59'
mysql> SELECT DATE_SUB('1998-01-02', INTERVAL 31 DAY);
        -> '1997-12-02'

続きを読む…»

919 views

MySQL カラムの値をSELECT…INTO構文で変数に格納する

SELECT...INTO構文を使用すると、クエリー結果を変数に格納することができます。
ストアドファンクションで利用する機会があったのでご紹介します。

構文例

SELECT field_name INTO @param FROM table limit 1;

最後にlimit 1と付けているのは、この構文を使うときはレコード数が1件でないといけないからです。
もし1件以上のデータが合致してしまった場合はエラーが発生し、以下のようなメッセージが返されます。

ERROR 1172 (42000): Result consisted of more than one row

SELECT...INTOが成功した後に以下を実行すると、設定した変数の内容を確認することができます。

SELECT @param;

こちらは公式リファレンスマニュアルにも掲載されている方法です。
https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/select-into.html

1,462 views

MySQL 今日の日付を取得する

MySQLで今日の日付を利用したいとき、取得する方法が何通りかあります。

SELECT CURDATE();

もしくは

SELECT DATE(NOW());

その他、CURRENT_DATECURRENT_DATE()でも同様に今日の日付が取得できます。

上記すべて、結果は次のようになります。

2022-09-12

また、YYYYMMDDというハイフンなしの形式が良い場合はCURDATE()+0とすることで数値の扱いとなり20220912と表示されます。

2,064 views

SQLの行挿入で、カラム名省略時のデフォルト値の使用

SQLの行挿入(INSERT)で、カラム名を省略することができます。

まず、通常はこのようにします。

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    (id, name, age)
    VALUES
    (1, '赤井', 23);

カラム名を省略する場合、このようになります。

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    VALUES
    (1, '赤井', 23);

ここで、カラムnameがデフォルト値「名無」という設定だったとします。
カラムnameを「名無」で登録したい場合はデフォルトの値を使ってもらうという意味のDEFAULTを使います。

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    VALUES
    (1, DEFAULT, 23);

また、もしこの時、カラムidAUTO_INCREMENTが設定されていたら、次のIDがいくつかを取得して挿入しないといけないですよね。
しかしそんなことは面倒です。
そんな時はDEFAULT、もしくはNULLと指定すればOKです。

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    VALUES
    (DEFAULT, '赤井', 23);

NULLでも可

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    VALUES
    (NULL, '赤井', 23);

こうすることにより、AUTO_INCREMENTで次のIDにて挿入されます。

4,416 views

JOIN句で結合するカラムにNULLが含まれる場合

JOIN句を使って複数のテーブルを結合するとき、結びつけるカラムにNULLが含まれる場合があるとデータが抽出されません。
これは「NULL = NULL」がtrueにならないからだそうです。

そんなときは以下のようにすると抽出することができます。

SELECT * FROM TEST_TABLE1
INNER JOIN TEST_TABLE2 AS TEST_T2
ON TEST_T1.id = TEST_T2.id 
    AND ((TEST_T1.name = TEST_T2.name) OR (TEST_T1.name IS NULL AND TEST_T2.name IS NULL));

もしくは以下のようでもOKです。

AND IFNULL(TEST_T1.name, '') = IFNULL(TEST_T2.name, '');

こちらはNULL安全等価演算子(宇宙船演算子)を使うことで解決できます。
別の記事にしましたので、そちらをご覧ください。
MySQLのNULL安全等価演算子(宇宙船演算子)

15,012 views