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MySQLのNULL安全等価演算子(宇宙船演算子)

今回はMySQLでのNULL安全等価演算子についてご紹介します。
NULL安全等価演算子とは<=>のことで、見た目が宇宙船に似ていることからSpaceship Operator(宇宙船演算子)とも言われます。
※他言語でもあるんですが、返り値が違ったりするのでご注意ください。

まず、値の比較について見ていきます。

11を等価演算子で比較します。

MySQL> SELECT 1 = 1;
+-------+
| 1 = 1 |
+-------+
|     1 |
+-------+

結果は真の1となりました。

次は10を比較してみましょう。

MySQL> SELECT 1 = 0;
+-------+
| 1 = 0 |
+-------+
|     0 |
+-------+

結果は偽の0となりました。

今後は1NULLを比較してみます。

MySQL> SELECT 1 = NULL;
+----------+
| 1 = NULL |
+----------+
|     NULL |
+----------+

結果は偽の0となるかと思いきや、NULLとなりました。

NULL同士を比較するとどうでしょうか。

MySQL> SELECT NULL = NULL;
+-------------+
| NULL = NULL |
+-------------+
|        NULL |
+-------------+

結果はNULLとなりました。

1NULLの場合は0NULL同士の場合は1になって欲しいですよね。
そこで登場するのが、今回のNULL安全等価演算子(宇宙船演算子)です。
それを使うと次のようになります。

1NULLの場合

SELECT 1 <=> NULL;
+------------+
| 1 <=> NULL |
+------------+
|          0 |
+------------+

NULL同士の場合

SELECT NULL <=> NULL;
+---------------+
| NULL <=> NULL |
+---------------+
|             1 |
+---------------+

ということで、まさに欲しい結果が返ってきてくれます。

続いてサンプルデータを用いて、実際の事例をご紹介します。
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PHPで10進数を2・8・16進数に変換

PHPで10進数から2・8・16進数へと、基数変換を行う方法をご紹介します。

まずは10進数で変換する値を宣言しておきます。

$dec = 500;

2進数に変換

書式:decbin(int $num): string

$bin = decbin($dec);
echo $bin;

出力結果は111110100となります。

8進数に変換

書式:decoct(int $num): string

$oct = decoct($dec);
echo $oct;

出力結果は764となります。

16進数に変換

書式:dechex(int $num): string

$hex = dechex($dec);
echo $hex;

出力結果は1f4となります。


今度は逆に変換してみましょう。

2進数から10進数に変換

書式:bindec(string $binary_string): int|float

$dec = bindec('111110100');
echo $dec; //500

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MySQL TRUNCATE関数で小数点以下の値を切り捨てる

MySQLのTRUNCATE関数を使うと小数点以下を指定の桁数で切り捨てることができます。

  • 小数点以下をすべて切り捨て

    SELECT TRUNCATE(32.768, 0);
    

    出力結果は32となります。

  • 小数点以下を2位までとし、3位以下を切り捨て

    SELECT TRUNCATE(32.768, 2);
    

    出力結果は32.76となります。

  • 第2引数に負の値を渡すと、小数点左側を指定した桁数まで0にできます。

    SELECT TRUNCATE(32.768, -1);
    

    出力結果は30となります。

公式リファレンス:https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/mathematical-functions.html#function_truncate

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MySQLで10進数を2・8・16進数に変換

MySQLで基数変換を行う方法をご紹介します。

2進数に変換

SELECT BIN(500);

出力結果は111110100となります。

8進数に変換

SELECT OCT(500);

出力結果は764となります。

16進数に変換

SELECT HEX(500);

出力結果は1f4となります。

CONV関数

又、CONV関数を使っても変換することが可能です。
先ほどとは逆に2進数から10進数に変換する場合等もこちらを使用します。

書式:CONV(値, 変換元の基数, 変換先の基数)

例)500を10進数から2進数に変換

SELECT CONV(500, 10, 2);

公式リファレンス
BIN関数:https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/string-functions.html#function_bin
OCT関数:https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/string-functions.html#function_oct
HEX関数:https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/string-functions.html#function_hex
CONV関数:https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/mathematical-functions.html#function_conv

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JavaScriptで10進数を2・8・16進数に変換

NumberオブジェクトのtoStringメソッドを使って、基数変換を行うことができます。

まずは10進数で変換する値を宣言しておきます。

const dec = 500;

2進数に変換

const bin = dec.toString(2);
console.log(bin);

出力結果は111110100となります。

8進数に変換

const oct = dec.toString(8);
console.log(oct);

出力結果は764となります。

16進数に変換

const hex = dec.toString(16);
console.log(hex);

出力結果は1f4となります。


今度は逆の変換をしていきましょう。
各進数を10進数に変換するときはparseInt()関数を使います。

書式:parseInt(string, radix)

第1引数は文字列です。数値を指定しても文字列に変換して処理されます。
第2引数は第1引数で指定した文字列の基数を指定します。(2 <= radix <= 36

出力結果は全て500となります。

2進数を10進数に変換

const dec = parseInt('111110100', 2);
console.log(dec);

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