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VSCode 丸ごと環境を移行する

Visual Studio Codeの環境を丸ごと移行する方法です。
2つのディレクトリをコピーすることで簡単に移行することができます。

バージョン:1.69.2

コピーするディレクトリ
ディレクトリ名 パス
.vscode %USERPROFILE%\.vscode
User %APPDATA%\Code\User
Macの場合はこちら
ディレクトリ名 パス
.vscode ~/.vscode
User ~/Library/Application Support/Code/User

 
.で始まるディレクトリなので、隠しファイルを表示する設定にしておいてください。
エクスプローラーの表示 > 隠しファイルにチェックを入れればOKです。
Macでの方法はこちら[Mac 隠しファイルを表示する]

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SQLの行挿入で、カラム名省略時のデフォルト値の使用

SQLの行挿入(INSERT)で、カラム名を省略することができます。

まず、通常はこのようにします。

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    (id, name, age)
    VALUES
    (1, '赤井', 23);

カラム名を省略する場合、このようになります。

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    VALUES
    (1, '赤井', 23);

ここで、カラムnameがデフォルト値「名無」という設定だったとします。
カラムnameを「名無」で登録したい場合はデフォルトの値を使ってもらうという意味のDEFAULTを使います。

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    VALUES
    (1, DEFAULT, 23);

また、もしこの時、カラムidAUTO_INCREMENTが設定されていたら、次のIDがいくつかを取得して挿入しないといけないですよね。
しかしそんなことは面倒です。
そんな時はDEFAULT、もしくはNULLと指定すればOKです。

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    VALUES
    (DEFAULT, '赤井', 23);

NULLでも可

INSERT INTO `TEST_TABLE`
    VALUES
    (NULL, '赤井', 23);

こうすることにより、AUTO_INCREMENTで次のIDにて挿入されます。

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JOIN句で結合するカラムにNULLが含まれる場合

JOIN句を使って複数のテーブルを結合するとき、結びつけるカラムにNULLが含まれる場合があるとデータが抽出されません。
これは「NULL = NULL」がtrueにならないからだそうです。

そんなときは以下のようにすると抽出することができます。

SELECT * FROM TEST_TABLE1
INNER JOIN TEST_TABLE2 AS TEST_T2
ON TEST_T1.id = TEST_T2.id 
    AND ((TEST_T1.name = TEST_T2.name) OR (TEST_T1.name IS NULL AND TEST_T2.name IS NULL));

もしくは以下のようでもOKです。

AND IFNULL(TEST_T1.name, '') = IFNULL(TEST_T2.name, '');

こちらはNULL安全等価演算子(宇宙船演算子)を使うことで解決できます。
別の記事にしましたので、そちらをご覧ください。
MySQLのNULL安全等価演算子(宇宙船演算子)

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ORDER BY句で使える条件式

SQLのORDER BY句では、特定のカラムを昇順や降順に並べ替えることができます。
更にCASE式を使えば任意の並び順にすることも可能です。

今回は、特定のカラムがNULLとなる場合があるテーブルで、NULLは最後にまとめて表示し、それ以外は昇順の表示になるようにしてみたいと思います。

例として以下のようなテーブルがあったとします。

TEST_TABLE
id name age
1 赤井 35
2 池田 22
3 内山 NULL
4 江崎 54
5 太田 NULL

年齢の昇順でデータを表示してみましょう。

SELECT * FROM TEST_TABLE ORDER BY age;

そうすると、NULLが先に表示され、それ以降が年齢の昇順という形になるかと思います。

TEST_TABLE
id name age
3 内山 NULL
5 太田 NULL
2 池田 22
1 赤井 35
4 江崎 54

これを、NULLは最後にまとめて表示し、それ以外を年齢の昇順で表示したい…というのが今回の焦点でしたね。
そのような場合にORDER BY句でCASEの条件式を使います。

SELECT * FROM TEST_TABLE 
ORDER BY
    CASE WHEN age IS NULL THEN 2 ELSE 1 END,
    age;

このようにORDER BY句でCASE式を使用し、年齢がNULLの場合の優先順位を下げてあげるわけです。
その後、年齢の昇順を指定しているので、実行結果の並び順は以下のようになります。

TEST_TABLE
id name age
2 池田 22
1 赤井 35
4 江崎 54
3 内山 NULL
5 太田 NULL

ただし、パフォーマンスはあまりよくないようなので、大規模なデータベースで使うのは避けたほうが良いかもしれません。

使いようによっては便利なので、是非一度試してみてください。

公式マニュアル:
https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/t-sql/queries/select-order-by-clause-transact-sql?view=sql-server-ver16#Case

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iTunesによるバックアップの保存場所

最近、iPhoneをバックアップしていなかったので、久しぶりにバックアップしておこうと思ったときに、バックアップの保存先が変わっていたのでメモ。

以前はこのような保存場所でした。

C:\Users\{username}\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup

推測ですが、2020年8月頃から以下のような場所に変わったようです。

C:\Users\{username}\Apple\MobileSync\Backup
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