- Android
- 2013-07-11
Googleから「Android Studio」というAndroid開発用のIDEが発表されたので早速インストールを試してみました。
Android Studioは2013年5月15日にGoogleのイベントで発表されたAndroid用のIDEです。
Eclipseの場合はADT(Android Developer Tools)プラグイン、Android SDKなどを別々にインストールしなければいけなかったのが、Android Studioの場合はAndroid SDKをインストールする必要がない。
ただし、JDKだけは必要となるのでインストールが必要です。
Android Studio 0.1.1 Build 130.687321をダウンロードしてインストール
http://developer.android.com/sdk/installing/studio.html
※現時点ではまだ早期アクセス版で、正式リリースではないようです。
インストール完了後、起動してみる。
64bitのJDKがないとのエラー。
Java SE Development Kit 7u25のWindows 64bit対応版をダウンロードし、インストール。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
インストールが完了したら、システム環境変数にパスを登録。
Pathに「C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_25\bin
」を追加
JAVA_HOMEに「C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_25
」を追加
起動すると、Complete Installationというウィンドウが表示されます。
以前のバージョンのAndroid Studioから設定を引き継ぎますか?と聞いてきます。
初めてのインストールなので引き継がないの2つ目を選択し、OKを押します。
すると、「Welcome to Android Studio」と起動画面が表示されます。
早速、0.1.9へのアップデートがあるとメッセージが出ましたが、とりあえずRemind Me Laterで後回しに。
デフォルトでは日本語が文字化けしてしまうので、設定を変更します。
起動画面で[Configure]-[Settings]で設定画面を開きます。
左のツリー表示の中からAppearanceを選択、右のTheme:をデフォルトの「IDEA(4.5 default)」から「Windows」に変更。
これで文字化けしなくなります。
以上でインストールが完了しました。
【Eclipseからの移行について】
Android SDKをrev.22以降にアップデート
Eclipseを起動するとADTをアップデートするようメッセージが表示されるので更新の確認をクリックします。
もしくは[ヘルプ]から[更新の確認]を実行します。
使用可能な更新の画面が表示されたら、Android開発ツールとEclipse IDE for Java EE Developersが表示されるので、両方にチェックが入っていることを確認し、[次へ]をクリックします。
内容を確認し[次へ]。
ライセンスの確認で[使用条件の条項に同意します]を選択し[完了]をクリック。更新作業が始まります。
更新作業が終了すると、Eclipseの再起動を促されますので再起動します。
更に
Android SDKビルドツールをインストールしてくださいと言われるので[SDKマネージャーを開く]をクリック。
[Tools]-[Android SDK Build-tools]にチェックしインストールを実行。
終了したらEclipseを再起動します。
・Androidプロジェクトのエクスポート
[ファイル]-[エクスポート]をクリック。
[Android]-[Generate Gradle build files]を選択し、[次へ]
エクスポートしたいプロジェクトを選択し、[完了]をクリックします。
するとプロジェクト内に「build.gradle」というファイルが生成されます。
・プロジェクトをAndroid Studioインポート
※インポートする前に!Android Studio用のワークスペースディレクトリを作成し、エクスポートしたプロジェクトをディレクトリごとコピーして、それをインポートするようにしましょう。
コピーせずインポートしてしまうとEclipseで開けなくなってしまいます。
Android Studioの起動画面で「Import Project」を選択します。
インポートしたいプロジェクトのディレクトリを選択し[OK]をクリックします。
既存のソースコードのプロジェクトを作るかどうかを聞かれますので、「Create project from existing sources(既存のソースからプロジェクトを作成します。)」を選択し[Next]をクリックします。
プロジェクトのルートに追加するソースファイルの選択。全て選択して[Next]をクリック。
ライブラリについて表示されますが、そのまま[Next]をクリック。
モジュールについて表示されますが、そのまま[Next]をクリック。
誤って検出されたファイルがある場合は除外してくださいとのこと。
確認して[Finish]をクリック。
【インポートしたプロジェクトを開いてみる】
が、ソースコード内の日本語が文字化けしています。
解決法
[Configure]-[Settings]で設定画面を開きます。
左のツリー表示の中からFile Encodingsを選択、右のProject Encoding:をからUTF-8に変更。
これで文字化けしなくなりますが、プロジェクトをインポートする前の時点で設定しておかないといけないようです。