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座標から住所に変換する 逆ジオコーディング

緯度経度の座標から逆ジオコーディング(リバースジオコーディング)で住所を取得することができます。
これにはGoogleのAPIを利用しますので、GoogleMapsをインポートしている前提でのお話です。

座標をGoogleMapから取得します。
例えばタップであればcoordinate: CLLocationCoordinate2Dが取得できますので
これを元にCLLocationオブジェクトを作成します。

let location: CLLocation = CLLocation(latitude: coordinate.latitude, longitude: coordinate.longitude)

逆ジオコーディングを行うメソッド
結果をアラートで表示しています。

func ReverseGeocoder(location: CLLocation) {

    var address: String = ""

    CLGeocoder().reverseGeocodeLocation(location, completionHandler: {(placemarks, error)->Void in

        if error != nil {
            print("error")
            return
        }

        if placemarks!.count > 0 {
            let pms = placemarks![0]
            address = self.makeAddressString(placemark: pms)

            let aTitle = "住所表示"
            let aMessage = address
            let alert = UIAlertController(title: aTitle, message: aMessage, preferredStyle: .alert)

            alert.addAction(UIAlertAction(title: "OK", style: .default, handler: nil))

            self.present(alert, animated: false, completion: nil)

        } else {

            print("error")

        }

    })

}

取得できた住所を一連の文字列に変換するメソッド

func makeAddressString(placemark: CLPlacemark) -> String {

    var address: String = ""

    //address += placemark.postalCode != nil ? placemark.postalCode! : ""
    address += placemark.administrativeArea != nil ? placemark.administrativeArea! : ""
    address += placemark.subAdministrativeArea != nil ? placemark.subAdministrativeArea! : ""
    address += placemark.locality != nil ? placemark.locality! : ""
    address += placemark.subLocality != nil ? placemark.subLocality! : ""
    address += placemark.thoroughfare != nil ? placemark.thoroughfare! : ""
    address += placemark.subThoroughfare != nil ? placemark.subThoroughfare! : ""

    return address

}

Xcode: 8.3.2
Swift: 3.1
OS: Sierra 10.12

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アラートを表示する UIAlertController

アラートを表示するにはUIAlertControllerを利用します。

アラート(ダイアログ)を表示する

タイトルとメッセージを設定し、アラートのオブジェクトを作成します。

let aTitle = "タイトル"
let aMessage = "メッセージ表示"

let alert = UIAlertController(title: aTitle, message: aMessage, preferredStyle: .alert)

OKボタンを作成します。

alert.addAction(
    UIAlertAction(title: "OK", style: .default, handler: { action in
        print("OKをタップした場合の処理")
    })
)

キャンセルボタンを作成します。
処理は何もしないので、handlerはnilで大丈夫です。

alert.addAction(UIAlertAction(title: "キャンセル", style: .cancel, handler: nil))

アラートを表示する

self.present(alert, animated: false, completion: nil)

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複数のStoryboardを使った画面遷移

アプリ開発をしていく中で様々な画面を作成していくと、Storyboardが複雑化してしまいます。
そこで、シーンをグループ分けしStoryboardを分割することで開発が楽になります。

今回は別のStoryboardのシーンへ遷移させる方法をご紹介します。

新規ファイルでStoryboardを追加します。

通常はMain.storyboardがありますので、Sub.storyboardを作成します。

ViewControllerを追加し、Storyboard IDを設定します。

仮に「sub_exam」としておきます。

あとは遷移したいところに以下のコードを追加するだけです。

let SubStoryboard: UIStoryboard = UIStoryboard(name: "Sub", bundle: nil)
let subExam: UIViewController = SubStoryboard.instantiateViewController(withIdentifier: "sub_exam")
show(subExam, sender: nil)

Sub.storyboardのViewControllerをイニシャルビューとしている場合は以下のようになります。

let subExam: UIViewController = SubStoryboard.instantiateInitialViewController() as! UIViewController

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カメラで写真を撮影する AVFoundation

今回はシステムのカメラUIImagePickerControllerではなくAVFoundationフレームワークを
使った方法をご紹介します。
簡単に実装するならUIImagePickerControllerが楽ですが、AVFoundationのほうが柔軟なアプリの作成が可能になります。

ネット上でも様々な情報がありますが、今回の肝になるのがデバイスの向きと
撮影した写真の向きの問題です。
例えば、iPhoneのみ対応のアプリで縦画面(portrait)に完全固定であれば
そう難しくないのですが、私が作ろうとしていたのが、iPhoneでは縦固定、iPadでは横固定で、
且つNavigationControllerを使用していたため、結構頭を悩ませました。

NavigationControllerを使っていると、カメラのシーンだけ縦に固定することができないのです。
通常はViewControllerに対してshouldAutorotateをoverrideすれば特定のシーンのみ
固定することが可能なのですが、NavigationControllerを使用している場合、
ViewControllerはNavigationControllerに包括されているのでViewControllerのshouldAutorotateをoverrideしても効果がないのです。
そしてその場合はNavigationControllerのshouldAutorotateをoverrideすることになりますが、
そうしてしまうと包括されている全てのシーンに適用されてしまいます。

また、iPhoneのみ対応で縦画面固定だったとしても、適切に処理していないと、
“最初から端末を横にして”カメラを起動すると写真が横にならないという事態になってしまいます。
これは私が参考にさせて頂いた書籍でもそこまでは対応していませんでした。

今回、意識するポイントとしては2種類、それぞれ3つあります。

まず1つ目

  • デバイスの向き
  • プレビューの向き
  • 保存時の出力の向き

これはiPhoneでは縦、iPadでは横とする場合のポイントです。

次に2つ目

  • インターフェースの向き
  • プレビューの向き
  • レイヤーの向き

これは画面の回転に対応する場合に気を付けるポイントです。

それでは、以上を踏まえた上で先に進みましょう。
まずはiPhoneでは縦固定、iPadでは横固定の場合で作成します。

カメラ利用の許可

まずはカメラを利用するためInfo.plistにカメラの利用許可を追加します。
また、写真を撮影するということは保存するためにフォトライブラリーにアクセスしますので、
そちらも一緒に追加します。

Privacy - Camera Usage Description
Privacy - Photo Library Usage Description

Valueには「写真を撮影します。」「写真を保存します。」等と設定します。
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カメラで写真を撮影する UIImagePickerController

システムのカメラ機能を使って写真を撮影します。
特に考えることなく、簡単に実装できますので試してみてください。

簡単に実装できますが、カスタマイズすることができないので、
カスタマイズしたい方はAVFoundationを利用してください。

カメラ利用の許可

まずはカメラを利用するためInfo.plistにカメラの利用許可を追加します。
また、写真を撮影するということは保存するためにフォトライブラリーにアクセスしますので、そちらも一緒に追加します。

Privacy - Camera Usage Description
Privacy - Photo Library Usage Description

Valueには「写真を撮影します。」「写真を保存します。」等と設定します。

デリゲート

UIImagePickerControllerDelegateとUINavigationControllerDelegateを設定します。
後者が必要なのはUIImagePickerControllerの親クラスがUINavigationControllerのためです。

class ViewController: UIViewController, UINavigationControllerDelegate, UIImagePickerControllerDelegate {

Viewの配置

StoryBoardでViewControllerにViewと、カメラ起動と保存ボタンの2つのButtonを配置します。

配置したViewを「previewView」としてOutlet接続します。

@IBOutlet weak var previewView: UIView!

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