Dictionaryクラスはハッシュテーブルのように使えるクラスです。
Collectionクラスも同じように使えるのですが、Dictionaryクラスはキーが存在するかどうかをチェックするメソッドがあることがポイントです。
Dim dict As Object
Set dict = CreateObject("Scripting.Dictionary")
キーが存在しないことを確かめてからデータを追加します。
If dict.Exists("いちご") <> True Then
dict.Add "いちご", "いちご"
End If
ループして全ての値を取り出します。
For Each vntItem In dict.Items
MsgBox vntItem
Next vntItem
複数の条件で処理を分岐させたい場合、Select Caseステートメントを使用します。
他の言語でのswitch文と似ていますので、そちらをご存じの方には親しみやすいと思います。
文法
Select Case 変数
Case 値1
変数が値1だった場合の処理
Case 値2
変数が値2だった場合の処理
Case Else
それ以外の場合の処理
End Select
「Case Else」がswitch文での「default」に当たります。
VisualBasicではbreakは不要です。
値の判定には数値はもちろん、文字列も使用可能です。
また比較条件を指定することもできます。
Select Case 変数
Case Is 比較条件1
変数が比較条件1を満たした場合の処理
Case Is 比較条件2
変数が比較条件2を満たした場合の処理
Case Else
変数がどの条件も満たさなかった場合の処理
End Select
ACCESS VBAでファイルの存在を確認するにはDir関数が便利です。
しかし、この関数は一方通行で入れ子にすることはできません。
例えば、あるフォルダー内に存在するファイル名をループで取り出し、
そのファイル名と同じものが別の場所に存在するか確認する…
というプログラムを作りたいとき、この関数は使えません。
そこで、別の方法を使ってファイルの存在を確認します。
FileSystemObjectのオブジェクトを定義します。
Dim fso As Object
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
ファイルの存在を確認する 続きを読む…»