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React Contextを使って下位コンポーネントに情報を渡す

通常、親コンポーネントから子コンポーネントにはpropsを使って情報を渡します。
しかし、深くネストされた下位コンポーネントに渡すには、メンテナンスのことも考えると非常に不便です。

コンテクスト(Context)を利用することで情報の受け渡しが簡単になります。

まずは基本の使い方から。
createContextでコンテクストオブジェクトを作成します。
createContextの引数はデフォルト値です。

import { createContext, useContext } from 'react';

const ThemeContext = createContext('light');

コンポーネントのトップレベルでuseContextを呼び出して、コンテクストを読み取ります。

function Button({ children }) {
  const theme = useContext(ThemeContext);
  const className = 'button-' + theme;
  return (
    <button className={className}>
      {children}
    </button>
  );
}

コンテクストを上記のButtonに渡すには、該当のボタンあるいはその親コンポーネントのいずれかを、対応するコンテクストプロバイダでラップします。

export default function MyApp() {
  return (
    <ThemeContext.Provider value="dark">
      <Form />
    </ThemeContext.Provider>
  )
}

function Form() {
  // ... renders buttons inside ...
}

これでプロバイダとButtonの間にどれだけ多くのコンポーネントが挟まっていても関係なく情報を受け渡すことができます。

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Reactプロジェクトをサブディレクトリに配置する

Vite+Reactで作成したプロジェクトをサブディレクトリに配置(デプロイ)する方法を解説いたします。
今回検証したバージョンは以下のようになっています。(抜粋)
vite@5.3.1
react@18.3.1
react-router-dom@6.24.1

基本的にReactプロジェクトはドキュメントルートに配置される前提のため、jsやcss等のパスが/assets/...となっています。
まずそれを回避するためにvite.config.jsbaseプロパティを追加します。

export default defineConfig({
  base: './',
  plugins: [react()],
})

次に、react-router-domを使って画面遷移のあるプロジェクトを作成した場合、サブディレクトリに配置すると遷移した状態でリロードしたときに404エラーでページが見つかりませんとなってしまいます。
それを回避するため、配置するサブディレクトリ直下に配置されるよう.htaccessを作成します。
例として配置するサブディレクトリをsampleディレクトリとします。

public/.htaccess
<IfModule mod_rewrite.c>
    RewriteEngine On
    RewriteBase /sample/
    RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
    RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
    RewriteRule . index.html [L]
</IfModule>

これでsampleディレクトリ以下で実際には存在しないファイル・ディレクトリへのアクセスは全てindex.htmlにリダイレクトされることになります。

次に最上位に配置されたBrowserRouterタグに要素を追加します。

src/App.jsx
<BrowserRouter basename="/sample/">

これでサブディレクトリへの配置する対応が完了しました。

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React.js バージョンの確認方法

プロジェクトのディレクトリにて次のようなコマンドを入力すると各パッケージのバージョンが確認できます。

npm list

出力結果の例

(プロジェクト名)@0.0.0 (プロジェクトのパス)
├── @emotion/react@11.11.4
├── @emotion/styled@11.11.5
├── @fontsource/roboto@5.0.13
├── @mui/icons-material@5.15.20
├── @mui/material@5.15.20
├── @types/react-dom@18.3.0
├── @types/react@18.3.3
├── @vitejs/plugin-react@4.3.1
├── axios@1.7.2
├── eslint-plugin-react-hooks@4.6.2
├── eslint-plugin-react-refresh@0.4.7
├── eslint-plugin-react@7.34.2
├── eslint@8.57.0
├── react-dom@18.3.1
├── react-router-dom@6.24.1
├── react@18.3.1
└── vite@5.3.1

特定のパッケージのバージョンが知りたい場合は次のようにしてください。

npm list react --depth=0

出力結果の例

(プロジェクト名)@0.0.0 (プロジェクトのパス)
└── react@18.3.1

--depth=0を付けないと依存関係にあるパッケージの情報も全て出力されます。

(プロジェクト名)@0.0.0 (プロジェクトのパス)
├─┬ @emotion/react@11.11.4
│ ├─┬ @emotion/use-insertion-effect-with-fallbacks@1.0.1
│ │ └── react@18.3.1 deduped
│ └── react@18.3.1 deduped
├─┬ @emotion/styled@11.11.5
│ └── react@18.3.1 deduped
├─┬ @mui/icons-material@5.15.20
│ └── react@18.3.1 deduped
├─┬ @mui/material@5.15.20
│ ├─┬ @mui/base@5.0.0-beta.40
│ │ ├─┬ @floating-ui/react-dom@2.1.0
│ │ │ └── react@18.3.1 deduped
│ │ └── react@18.3.1 deduped
│ ├─┬ @mui/system@5.15.20
│ │ ├─┬ @mui/private-theming@5.15.20
│ │ │ └── react@18.3.1 deduped
│ │ ├─┬ @mui/styled-engine@5.15.14
│ │ │ └── react@18.3.1 deduped
│ │ └── react@18.3.1 deduped
│ ├─┬ @mui/utils@5.15.20
│ │ └── react@18.3.1 deduped
│ ├─┬ react-transition-group@4.4.5
│ │ └── react@18.3.1 deduped
│ └── react@18.3.1 deduped
├─┬ react-dom@18.3.1
│ └── react@18.3.1 deduped
├─┬ react-router-dom@6.24.1
│ ├─┬ react-router@6.24.1
│ │ └── react@18.3.1 deduped
│ └── react@18.3.1 deduped
└── react@18.3.1
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Vite+React 簡単プロジェクト生成

create-react-appは更新が停止しているらしく、最近はViteでプロジェクトを生成するのが主流になりつつあるらしいです。
簡単にできるので早速試してみました。
npmyarnを使ってやってみたので、両方の例を紹介します。

Vite

Viteがインストールされていない場合は以下のコマンドでインストールします。

nom install -g vite

npm

まずはプロジェクト生成

npm create vite@latest

コマンドを実行するとプロジェクト名・フレームワーク選択・使用言語を聞かれるので、
入力・選択してください。

Project name: vite-project
Select a framework: React
Select a variant: Javascript

上記入力が完了するとプロジェクト名のフォルダが出来上がるので、
同フォルダに移動して以下のコマンドを順に実行します。

cd vite-project

依存ライブラリをインストール

npm install

開発用ビルド

npm run dev

ローカルのURLが表示されるのでブラウザでアクセス。
画面が表示されたらプロジェクト生成の完了です。

本番用ビルド

npm run build

本番用プレビュー

npm run preview

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Reactアプリを本場環境にデプロイする

Reactアプリを本場環境にデプロイするための覚書です。

※デプロイとは、開発したアプリケーション(機能やサービス)をサーバー上に展開・配置して利用できるようにすること。

ファイルの読み込みを相対パスにしたい場合、package.jsonに"homepage": ".",を追加。

プロジェクトのディレクトリでコマンドを実行しビルドします。

yarn build

ビルド中に等価演算子についての警告が発生することがあります。
==ではなく===を使えとのことらしいです。
型の判定までしなくても良い場合はとりあえず無視してもいいでしょう。

Compiled with warnings.

src/...js
  Line 7:9:    Expected '===' and instead saw '=='  eqeqeq

これで本番環境へのデプロイの準備が整いました。

buildディレクトリ以下にファイルが構成されますので、配下のファイルをリモートサーバーにアップロードします。

ちなみに、別途作成したファイル等でビルドの際に含まれて欲しいものがあれば、publicディレクトリに配置しておくとbuildディレクトリにも配置されます。

参考URL:
初めてReactをプロダクションで採用した時に役立ったこと、情報収集についての思い出 | Crudzoo
サーバーにReactアプリをデプロイする方法
【初心者】Reactアプリケーションを作ってデプロイする方法【歓迎】 – Qiita

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